アラベスク

細い線や渦巻き線上に、植物模様のモチーフを配置した、唐草模様「アラベスク」。「アラビア風の」「幻想的な」という意味を持つ独特な曲線の優雅な美しい流れの模様。
花糸の、ご聖誕のクロスステッチの前に、巻き薔薇が刺せるようになりたかった。

娘の入学が決まってから、持ち物に、と、唐草模様と薔薇ばかりをひたすら刺していた。

図案写しの方法なんかもわからず、フリーハンドで、100均で買ってきたチャコペンで描いて。

刺しているうちに、芋虫にしかみえなかったバラもどきが、薔薇に見えてきて。ちょっと嬉しかった。

アラベスク。
昨日は久我山の幼稚園の素敵なホールでの、ピアノコンサートに行ってきた。

同じピアノから響く音に、こんなに違いがあるんだ、音から映像が浮かんで。

アラベスク。重なって、連なって。優雅な曲線が浮かんだ。

本物の音楽。

本気で全力で尽くす。


そうありたい、と思った。


もうすぐ、12月。
キラキラと、久我山の街は綺麗だった。

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